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過去ログ「競馬鹿人生」

福井の競馬フリークたちの集う高級紳士倶楽部

みやっちとぐっさんの競馬鹿人生

昔、投稿天国でかな〜りマニアな競馬コラムを書いて、 かな〜りマニアな人のみにウケていた、『競馬のけ』の作者、“みやっち”。 そのコラムを通じて知り合うことになり、毎晩のように競馬談義に花を咲かせる お好み焼き屋、“ぐっさん”。 二人の「福井の隠れ競馬ファンと知り合って、競馬のロマンについて語り合いたい」という、 たったそれだけの想いで始まったこのサイト「競馬鹿人生」。 今夜も ぐっさんの店で競馬談義が始まった!




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やっとロンシャンスペシャルできました。
「競馬鹿人生Special Issue ロンシャンの風に吹かれて」

  福井の競馬ファンに捧ぐ
みやっちだけの“競馬鹿人生”
第23話 「南の国の大王」
(2004/05/29 PM6:57更新)

昔、投稿天国でかな〜りマニアな競馬コラムを書いて、かな〜りマニアな人のみにウケていた、『競馬のけ』の作者、“みやっち”。
そのコラムを通じて知り合うことになり、毎晩のように競馬談義に花を咲かせる、お好み焼き屋、“ぐっさん”。

二人の「福井の隠れ競馬ファンと知り合って、競馬のロマンについて語り合いたい」
という、たったそれだけの想いで始まったこのページ。
今夜も ぐっさんの店で競馬談義が始まった。

やっとPCの調子が良くなったので、NHKマイルCについて書いてみました。乱筆お許しをm(_ _)m


圧勝でしたね、大王は。

「こんな名前は認めん!」と思っていましたけど、あの強さ。

まさに大王の名に恥じない走りでした。

夭折した、あの名馬エルコンドルパサーと同じ父。

きっとあの馬と重ねて見ている人も多かったと思います。

血統表まとめてみました。

キングカメハメハ

Kingmambo

Mr.Prospector Raise a Native Native Dancer
Raise You
Gold Digger Nashua
Sequence
Miesque Nureyev Northern Dancer
Special
Pasadoble Prove Out
Santa Quilla
マンファス ラストタイクーン トライマイベスト Northern Dancer
Sex Appeal
Mill Princess Mill Reef
Irish Lass
Pilot Bird Blakeney Hethersett
Windmill Girl
The Dancer Green Dancer
Khazaeen

Kingmamboの父は大種牡馬Mr.Prospector。アメリカ血統バリバリで、

短いところを得意とする血統です。

そして母。Miesqueは牝馬ながらも1600mでは怒涛の強さを発揮しました。

16戦12勝2着3回3着1回という驚異的な数字はもとより、10勝はG1タイトルというからスゴイ。

アメリカで行なわれるマイルG1の最高峰BCマイルを2連覇、

1998年タイキシャトルが優勝したレース、ジャックルマロワ賞も2連覇。

“女傑”という言葉はこの馬のために用意されているようなものです。

そんなすごい血統から産まれれば、大きな期待をかけられるのも必然です。

ましてやMiesqueの初仔。「どんなスピード馬が出るんだろう」、期待は膨らみます。

そして生まれ落ちた馬に付けられた名が「Kingmambo」だったのです。

短距離血統×短距離血統となれば、出てくる子供も短いところで強いのは当然でしょう。

彼は母子でムーランドロンシャン賞(1994年に武騎手がスキーパラダイスで制覇した)という

レースを優勝しました。そのほかにも皐月賞に相当するフランス2000ギニーなど、

その血統通り1600mのG1を3勝しています。

ちなみに彼もジャックルマロワ賞に出走しています。そのときは3着で、

1着と2着に来たのが安田記念に出走したサイエダティとスキーパラダイスでした。

でも安田記念では散々。そのとき優勝したのはノースフライトでした。

ということは、ノースフライトが強……。やめましょう。

ただ、Miesqueの初仔という過剰な期待は、時として残酷なもの。

いくらG1を勝っても、「母越え」になりません。

2歳〜3歳と13戦して5勝では「お話にならない」状況。

ただ、血統背景は抜群に良いので種牡馬になることはできましたが。

そして初年度産駒で登場するのが、あのエルコンドルパサーだったのです。

さらに同年齢の産駒アメリカンボスも1800m前後でよく走っていました。

そこでふと考えました。「きっとKingmamboは母の力を引き出すんじゃなかろうか」と。

エルコンドルパサーの母父は欧州の大種牡馬Sadler's Wells。

中距離砲をよく出しています。エルコンドルパサーの距離が伸びたのは、

母母父にいるSeattle Slewの影響も重なった結果なのかもしれませんね。

そしてアメリカンボスの母父Dixieland Bandは1800mのダートG2を勝った馬。

そのまんま距離適正が出た感じですが、少し活躍したので、

2002年の「アメリカ有馬記念」で2着に食い込んできました。

 

さて、長々と書いてきましたが、本題のキングカメハメハ。

母父にいるラストタイクーンはNorthern Dancer系のトライマイベスト産駒。

トライマイベストはエルグランセニョールという英2000ギニー、愛ダービー優勝馬の兄を持ち、

でも自身は1400mまでが得意の馬でした。

その仔ラストタイクーンも同じ。短いところが得意なんですね。

BCマイルも優勝してますし。

そしてラストタイクーン産駒を見てみても、活躍馬のほとんどがマイルに強い。

桜花賞馬のアローキャリー、マイラーズカップのオースミタイクーン。

先ほど「Kingmamboは母の力を引き出す」と書きましたが、

じゃあキングカメハメハはマイラーなんだろうか、という結論に達してしまいます。

しかし、キングカメハメハ自身はデビュー戦から1800m〜2200mを使われ、

かつ勝ち続けてきた馬。単純にマイラーではないとも言えます。

そこで、兄弟のThe Deputyに目を向けてみます。

The Deputyはサンタアニタダービー優勝馬。このレースはダートの1800mでした。

でもThe Deputyの父PatardiaはイギリスのシャンペンSという1400mレースを勝った馬。

兄弟ともに短距離の父を持つのにその壁は超えています。

ということは、母の母の父Blakeneyが影響しているのかもしれません。

Blakeneyはイギリスダービー馬ですが、12戦3勝。

一つ年下のNijinskyにキングジョージでコテンパンにされています。

さらに母母母父のGreen Dancer。Nijinskyの仔で、ロンシャンスペシャルに載っている

Suave Dancerの父でもあります。Suave Dancerは2400mの凱旋門賞を優勝していますね。

Nijinsky系統はどちらかというとスタミナ血統。距離は持つんです。

さらにさらに、母母母母父のCharlottesville。フランスダービーに2000mのパリ大賞。

産まれてくる仔たちも長いところですね。

あの“稀代の逃げ馬”メジロパーマーの父(メジロイーグル)の父メジロサンマンが、

Charlottesville産駒なんですよ。

だから、これだけスタミナが配合されていれば、

父が短距離でも長いところはこなせるのか!? ということになります。

でも予想では消しました……。2200mが限界と踏んでいます。

でもこの原稿をまとめていくうちに、「2400mは持つかも……」と思い始めた自分がいます。

今日は5月29日。明日、その真実がわかります。

 

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