昔、投稿天国でかな〜りマニアな競馬コラムを書いて、 かな〜りマニアな人のみにウケていた、『競馬のけ』の作者、“みやっち”。 そのコラムを通じて知り合うことになり、毎晩のように競馬談義に花を咲かせる お好み焼き屋、“ぐっさん”。 二人の「福井の隠れ競馬ファンと知り合って、競馬のロマンについて語り合いたい」という、 たったそれだけの想いで始まったこのサイト「競馬鹿人生」。 今夜も ぐっさんの店で競馬談義が始まった!
福井の競馬ファンに捧ぐ
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北海道の遺産。
そして日本競馬の遺産。
世界にたった一つしかない競馬。
日本文化の伝統がそこには息づいています。
「輓馬(ばんば)」。
昨年、帯広競馬を舞台にした映画『雪に願うこと』が東京国際映画祭にて、
コンペティション部門グランプリ、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞(佐藤浩市)、観客賞と
4冠を見事獲得し、全国からばんえい競馬に注目が集まりました。
自分もまだ見たことがなく、初の体験でした。
コースは約200メートルの直線。2つの坂を越えてゴールになります。
バスに乗って観光客が詰めるようになりました。 少し注目度が上がりつつあるばんえい競馬です |
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やっぱり、北海道ですから、ラーメンは味噌で。 おにぎりも、手作りでラップがほどこされて、 すごくいい感じです! それでいて美味いし。 |
パドックの様子。のんびりした感じは地方ならでは、です
サラブレッドとはまったく違い、重さは1トンあるとかないとか…。種類が違いますから。
基本的に原種は同じ中東からだと思われますが、サラブレッドはもっと人工的に作られています。
近親配合もザラで、だから体質も彼らの比ではまったくありません。
何がいいって、昔ながらに口頭で馬券を買えるところがいい!
思わず自分も口頭で買いました。マークシートより風情があります。
1トンもある馬が、1トンもあるソリを引いて優劣を決める、ばんえい競馬。
そりゃあ1トンもありますから、ゆっくりです。でも、スタートがいいからって、
最後までトップで走り抜けられる訳じゃないんです。
大体、2つ目の坂の手前で並ぶんです。一度息を入れて、呼吸を整えて、ジョッキーとの息も合わせて…、
「よいしょー!」と観客も一緒になって、力が入って、坂を上る馬達を応援します。
ここがばんえい競馬の醍醐味で、魅力で、面白いところです。
本当に「よいしょー!」と声を出してしまいますよ
この、坂を上り切ったところもまた迫力があっていいんですよ。
最初に上り切ってラストスパート! | |
でも、後続も次々と上り切り、 |
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最後の直線にかける! |
いくらスタートが良くても、いくら最初に坂を上り切っても、
最後の直線で差し返されることだってあるのがばんえい競馬。
だから、自分の買った馬券の馬が、最初に上り切っても、安心しちゃあいられない。
もー、ずっとやきもきしっぱなし。
早くゴールに! 早くゴールに! と思っていても、
ソリ全体がゴール板を過ぎない限り、ゴールにならないんです。
だから、最後の最後まで、やきもきしっぱなし。
スピードだけじゃない競馬、それがばんえい競馬。
春夏秋冬、北海道内を転々として開催されています。
もし、北海道に行った際に、その土地でばんえい競馬が開催されていたら、
ぜひぜひ行ってみてください! その迫力を体験してみてください!
平地の競馬では味わえない“何か”を必ず感じることが出来ます。
ばんえい競馬の公式HPです。こちらものぞいてみてください。