昔、投稿天国でかな〜りマニアな競馬コラムを書いて、 かな〜りマニアな人のみにウケていた、『競馬のけ』の作者、“みやっち”。 そのコラムを通じて知り合うことになり、毎晩のように競馬談義に花を咲かせる お好み焼き屋、“ぐっさん”。 二人の「福井の隠れ競馬ファンと知り合って、競馬のロマンについて語り合いたい」という、 たったそれだけの想いで始まったこのサイト「競馬鹿人生」。 今夜も ぐっさんの店で競馬談義が始まった！
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福井の競馬ファンに捧ぐ
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あの、平成の怪物と呼ばれた馬がいた。
この場所で育ち、この場所で走り、そして伝説を作った。
愛知県との県境の町・岐阜県笠松町。
家の間を、道の間を縫うように建てられた笠松競馬場。
冠レース第3弾は笠松競馬場にて！
門に向かう道。この道が栄光への道となるか、
はたまたオケラ街道になるのか…
福井を朝７時に出発。養老SAで朝食バイキングを取り、
ゆっくり行ったつもりでも、開門にはまだ早かったです。
冠レースもこれで3度目。毎回毎回、来賓席にご招待いただきありがとうございます。
今回は主催者が自分たちだけだったので、独占でした。
1周1100mの平坦ダート、かと思いきや…!!
自分たちの名前が載るのは、何か嬉しいですよね
笠松競馬も存続の危機に陥っています。そのため、ファンや生産者の方々が応援してくれます。
色紙には生産牧場の名前や馬主さんの名前、ファンの方々の色紙が置いてありました。
その向かいには、笠松競馬のファンの皆さんが撮った写真展も。
この白い馬こそが、オグリキャップです！
相変わらず、ぐっさんは競馬場を放浪中。コースの外側に貼られている横断幕、
実はたった一人で作ってしまったそうです！
ファンの写真展の企画もこの方。恐るべし笠松競馬ファン！
競馬場内にはお店がずらーっと並んでいます。これがまた郷愁を誘うのだ
ついでに食欲も誘うのだ。大体1本100円だから、ワンコイン出して、1本直接取っていくスタイル。
だから誘惑に負けてしまいました…。ダイエットはどうした!?
予想屋さんも健在です。この方は電車の運転手から転身したという、 変わった経歴を持つ「大黒社」さんです。そして、大黒社さんから 独立したのが、現在日本で唯一の女性予想屋「なでしこ」さんです。 |
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誘導馬のハクリュウボーイです。結構血気盛んに見えて、実は22歳！ 馬が年を取る早さは人間の４倍といいますから、88歳!? 血統は、わからないそうです。そして、オグリキャップと一緒に走ったというから、歴史を感じます。 |
笠松競馬のパドックはなんとコース内に！
いつも間近で見ていた分、結構見づらいかな…
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笠松競馬は、通称“笠松競艇”と呼ばれています。なぜかと言えばこのコース形態。「第一コーナーに最初に入った馬が勝つ」という、まさに競艇ばりのコース。だから、最初の直線は意地でも先に行こうとかなりのスピードを出すそうです。つまり、笠松競馬の醍醐味は最初の直線 |
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やっぱ、競馬は生で観るに限ります。ムチの鳴る音、砂を蹴る音。
金沢でも笠松でも名古屋でも中央でも、一度は見に来てください
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そして、冠レース「一期一会記念スプリント」発走！ ここにはマヤノトップガン産駒が2頭も出走しているので、人気はないけれど2頭軸で馬券を購入！ 馬券は夢だ！ |
| Wくんは、一期一会なだけに、１と５の馬単を購入。これもまた夢だ！ |  |
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| 案の定、人気の3頭が抜け出した！ 残り100m、そこから抜け出したのは６番ナイスフリート！ |  |
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ナイスフリートは父ニホンピロウイナー、母ナイスホーマ。祖母マックスフリートは、東海菊花賞や全日本サラブレッドCなど笠松・名古屋で15勝を挙げた名牝です。そしてクロフネの勝ったジャパンカップダートで3着に来たミラクルオペラはマックスフリートの仔です。走ってもおかしくない血統でしょ！ ただ、母父に入ったモガンボがどうか… |
そして、運命的（？）な出会いが待ち受けていたのです…
ナイスフリートの馬主である、大月隆寛さんがいるじゃないですかーーー！！！！
民俗学をかじっていた自分にとって、民俗学を研究しながら競馬のコラムも書く
大月さんはあこがれの存在でした！ 一番感激した瞬間でした！
そして笠松競馬さんの粋な計らいによって、こんなこともしてくれました！
コース内を激走！！ 実は笠松の向こう正面の直線には坂があったんです！
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3コーナーを回ったぁぁー！ うおぉぉぉぉーーーー！ |
| そして最終コーナ−を回って最後の直線！ うぉぉぉぉぉーーーー！ |  |
アイアンホースくんが動画でこの模様をアップしています。 |
次のレースに出走する馬達がこっちに来た！
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間近にサラブレッドが来た！ |
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レース前だから、結構イレ込んでる！ |
| 運転手さん、いきなり馬と競走しはじめた！ |  |
| でも、どんどん遠ざかっていく…。こんなアングルもあんまりないよな。いい経験をさせてもらいました |  |
帰ってきて、ランチタイム。メイン入り口の一番手前にあるイタメシ屋さんのピザが最高！
ぐっさん？ 疲れて寝ていました…。
最後に、オグリキャップの銅像の前で。実はデビュー当時はオグリはほとんど目立たない
存在だったそうです。それが、走るごとに強くなり、そして伝説を作りました。
帰る前、大月さんに声をかけていただき、組合馬主の話になりました。
組合馬主というのは、メンバーを複数募って1頭の馬主になることです。
地方競馬でも、個人馬主になるには年間所得が500万円以上でないと無理です。
しかし、馬が好き！ という人たちのために導入されたのが組合馬主なんです。
条件は年間所得が300万円以上。
で、預託料はかかりますが、現在の地方競馬（南関東のぞく）ですと、
相場は毎月15〜20万円くらいだそうです。
この金額を例えば５人で組合になったら、毎月４万円くらいに。
1回の出走手当が約５万円（多分…）、賞金が…1着…15万円くらい（下級条件でね）。
ということは、毎月1回走ったとすると、預託料は大体10〜15万円にまで下がります。
それを５人で割ったら、２〜３万円に。
これに賞金を稼いできたら、さらに低くなります。
で、肝心のお馬さんの値段なんですが…、
聞いてマジビックリ！ 「ほんとにそんな値段で！？」というくらい。
途方もない金額ではありません。実現可能な金額です、はい。
地方競馬はどこも経営が厳しい状況、馬房も空いているそうです。
そこで、JRAで走っていた未勝利の馬さんも手に入れることが出来るとか！
また、北海道には売れ残ったお馬さんもいるので、2歳馬を手にできるとか！
そしたら、自分のオリジナル勝負服を作れる！ とか！
大月さんのお話を聞いて、夢にまで見た馬主になれる！ と本気で思いました。
『ダビスタ』や『Winning Post』でしか味わえなかったあの興奮が、今目の前にある！ と本気で思いました。
好きな血統の馬を持つことも、もしかしたら出来る！ と本気で思いました。
（といっても、トップガン産駒でダートか…。無理だろ…）
そして、夢はJCD、いやドバイに出走！
ってな感じまでなりました。
そんなにうまくは行かないですけどね…
でも、“馬主”というステイタスの高いあの位置に立てるのは、夢じゃなくなりました。
帰りの車の中は、既に馬名を考えていました（笑）
馬主は儲かる、なんてのはありません。
そこにあるのは“馬が好き！”という、ただ一つの情熱だけ。
その情熱を持つ人たちを今、募っています。
人生一度きり、「馬主になってみたい！」その情熱をどうか僕らと！！
大月さん、アドバイス本当にありがとうございました。
本気でやるつもりですので、そのときはどうか、北海道の牧場に連れてってくださいm(_ _)m
そして、実はあまり知られていない、「冠レース」。
協賛金は大体１万円くらいで、自分で考えた名前が、そのままレース名になります。
もちろん、その日の競馬新聞にも載りますし、中央のスポーツ紙にも載ります！
例えば結婚した友人に贈るプレゼントとして冠レースをしてもいいでしょうし、
二人の結婚記念日に行なうのもいいでしょう。
他には子供の誕生日ごとに毎年行なうのも面白いかもしれません。
冠レースの楽しみ方は自由です。めでたいことがあったら、ぜひ地方競馬に問い合わせてみましょう!!
今回お邪魔した笠松競馬のHPです。福井からは高速で名神・名古屋方面に向かい、
一宮JCから東海北陸自動車道に入り、一宮木曽川ICを降りてください。
そこから北へ数キロ行くと木曽川がありますから、渡ったらすぐ側道に入って、
堤防沿いをずーっと走ってってください。
今回は本当にいろいろとしてくださってありがとうございました。
また冠レース、させていただきますm(_ _)m
